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「ちょっと今から仕事やめてくる」お前の人生は誰のためにある?




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どーも、マイルドヤンキーブロガーの

しばっちょ(@BACHO_malti)です。

今年2017年5月27日映画の公開も決定しているベストセラー作品「ちょっと今から仕事やめてくる」を読んでみたので、軽く感想を書いていきます。第21回電撃小説大賞・メディアワークス文庫賞も受賞しています。

話の重要なポイントやオチは、ネタバレしないようにするので安心して下さい。

 

「全ての働く人」や「これから働き始める新社会人」の人たちに是非手にとってもらいたい作品でした。

物語も単純明快でわかりやすく読みやすい、人生の大事なエッセンスがギュッと詰まったような心温まる作品でした。

ちなみに映画は、福士蒼汰と工藤阿須加が主演、黒木華さんや吉田鋼太郎さんも出演しているようです。旬の俳優さんたちがどんな演技をするのか楽しみです。

 

あらすじ

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印刷関係の企業に勤務する青山隆は、日々仕事のノルマに追われ精神的にとても疲れていた。毎日のようにのしかかってくる残業、土曜出勤は当たり前、そのくせどれだけ頑張っても給料は横ばい。上司には怒鳴られてばかり。

隆はあまりの疲労で帰宅途中の駅のホームでボーッとしていると、危うく線路に落ちてしまいそうになる。生きる気力が無くなっていた隆をギリギリのところで救ったのが”ヤマモト”という笑顔の爽やかな見知らぬ男。

隆は、小学校の同級生だと言い張る大阪弁で気さくで明るい”ヤマモト”という男との出会いを通して少しずつ元気を取り戻し、日常生活も仕事も快方に向かっていった。考え方もポジティブになり仕事の成績も少しずつ上がっていく。

一方で隆は、”ヤマモト”と会って話したりする中で彼に対するちょっとした違和感・不審感を抱き、彼について色々と調べ始める。すると、驚いた事に彼は3年前に勤務先の会社で自殺をしていたとの情報を掴むことになる。

じゃあ一体、これまで何度も一緒にご飯を食べにいったり、飲みにいった”ヤマモト”という男は何者なのか!?

人なのか、それとも…幽霊…なのか?

いったい”ヤマモト”は何のために隆の前に現れたのか?

 

大企業から内定をもらうのが最大のステータス

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物語の冒頭から、考えさせられるシーンがありました。主人公の隆は、数年前に就職活動をしていたときの事を思い出します。

確固たる自信など何ひとつないくせに、プライドだけは山よりも高い。自分よりもレベルが低いと思っていた奴らが一流と呼ばれる企業の内定をもらった時は、ひどく嫉妬した。

ひとつでも多く、少しでも有望な企業から内定をもらうことが、俺たちにとっての最大のステータスだった。

 

就活を控えている身としては心に引っかかるフレーズでした。ぼくは2年大学を休学していたこともあり、周りの友人は今年2017年から働き出します。

内定をもらった友人たちと会うたびに就活の話を聞きましたが、やはり話題に上がるのは「あの人はどこで働くのか?」といった内容でした。

確かに大企業から内定を貰うことはスゴイことだと思います。でも正直、今のぼくには全く興味がありません。

「どこで働くか」ではなくて「自分の本当にやりたいことは何か」を最重要視するべきだと思うんです、絶対に。

 

ぼくがブログを始めた時に決めたこととして「基本的に、やりたいことだけやって生きる」という項目があります。「キレイごと並べちゃって」とか言われてもいいです、どうぞ好き勝手言って下さい、という感じ。

「どこで働くか」なんかにこだわって、好きでもない仕事を押し付けられて消耗していく人生なんてクソくらえだと思っています。

こういった考えを、この本「ちょっと今から仕事やめてくる 」が後押ししてくれた気がしました。

 

「逃げ方を教えてあげていなかったの。」 

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「私が一番悔やんでいるのはね、あの子に大切なことを、教えてあげられなかったこと。逃げ方を教えてあげていなかったの。私はそれに気づいていなかった。あの子は小さい頃から真面目で、頑張り屋さんで。私も夫も、いつも頑張れ頑張れって励ましながら育ててきた。大丈夫。あなたならできるから頑張って、って」

これは、隆が”ヤマモト”の母親に会いに行った時に彼女が言った印象的な言葉でした。

 

”逃げる”という行為は簡単なように思えて、実はめちゃくちゃ難しいこと。多くの人が世間体・周りの目を気にしながら生きている、ぼくもまだその内の一人です。

プライドが高い人・生真面目な人・完璧主義な人の中には、この”逃げる勇気”を持ち合わせていない人が多いような気がします。

「俺がここで諦めたら、あいつは根性なし・負け犬だと思われる」

「私が逃げたら、他の人に迷惑がかかってしまうかもしれない」

こういった思考は素晴らしいもので、物事を客観視・俯瞰できる人である証拠です。

しかし同時に、逃げる勇気も持っていないと気づいた時には自分の人生を棒に振っているなんて事にも繋がると思うんです。

 

「自分の人生は誰のためにあるのか?」

この本の主人公・隆は、謎の男”ヤマモト”のおかげでこの問いに自ら答えを出します。

働いてもいない学生の若輩者がこんなことを言うのもアレですけど、今自分の人生や職場に不満がある人は、今一度よく考えるべきだと思いました。

この本があなたの一助となるかもしれません。