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原田マハ『一分間だけ』涙と鼻水が止まらず文字が見えなかった


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冒頭

「神様。

どうかお願いです。

一時間だけ、時間をください。

一年とか一か月とか、そんな贅沢は言いません。一週間、いえ一日なんて望みません。

せめて、一時間だけ。

そしたら私、あの子に、リラにいろんなことをしてあげられるんです。」

 

こんな書き出しから始まる、原田マハさんの作品『一分間だけ』

 

『一分間だけ』感想

間違いなく僕の『好きな本ベスト3』に入りました。

リラというのは主人公・藍(あい)の愛犬のゴールデンレトリーバーです。

最初クライマックスシーンから始まり、そこに至るまでの経緯が物語として綴られ、最後は冒頭と同じシーンに戻る、そんな構成です。

動物が好きな人、家族にワンちゃんやネコちゃんがいる人には、マジで読んでほしいです。

ページ数はちょうど300ページほどなんですが、ぼくは190ページ辺りから最後の最後までほとんど涙と鼻水が止まりませんでした。情けないくらい泣いてしまいました。

 

「死」「本当の“幸せ”」について、とても深く考えさせられました。犬は人間より寿命が圧倒的に短い。おおよそ15年、長くて18年ほど。ぼくも2匹のマルチーズと共に生活しているのですが、その子たちが頭に浮かんできて、浮かんできて。

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ぼくの命に何も起こらなければ、確実にこの2匹の「死」に直面するわけですよね。そんなこと本当は考えたくないですが、考えざるを得ませんでした。その時が来たときに、後悔してしまう事がないように。

あと、人間の自分勝手さがリアルに描かれています。いつも動物は人間の生活に合わせざるを得ない。人間って自己中ですよね。もちろんぼくもですが、人間って結局自分が中心、自分が一番大切なんですよね。

 

そして「これは原田マハさんの実体験なんじゃないか?」と思うくらいリアルな描写がなされています。ペットを飼っている人ならとても共感できるシーンが多いです。

あと思ったのが原田マハさんの作品は、一気読みしたくなるくらい物語に引き込まれます。(まだ2冊しか読んでませんが。

深夜に読み始め、気が付いたら明け方になっていたくらい物語にのめり込んでいました。で、明け方にバカみたいに泣いてたんです。(笑)本当に素晴らしい作品でした。

 

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あらすじ

 ファッション雑誌編集者の藍(あい)は、ある日ペットショップで殺処分間近のゴールデンレトリーバーのリラと出会う。恋人で在宅ワーカーの浩介(こうすけ)と2人で暮らしていた藍は、リラを飼うことにする。

生活はある程度上手くいっているように思えたが、仕事が生きがいの藍は日々の忙しさに翻弄される。徐々に藍と浩介の間に心的距離が生まれ始め、やがて浩介は藍の元を去ってしまう。

藍は毎日のように仕事漬けで、リラの世話は在宅ワーカーの浩介にほとんど任せていた為、リラとの生活に苦痛を感じ始める。

 

「…リラさえいなければ、私は…。」

 

そんな事を考えてしまうようになった矢先、リラが癌(ガン)に侵されてしまう。藍は、リラとの闘病生活の中で「本当に大切なものが何か」に気が付き始める。

 

ああー読んで良かったです、本当に。いやもう、このぼくの拙い文章をここまで読んでくれたあなたには、是非読んでもらいたいです。

原田マハさんの本これからもっと読んでみます。

 

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